「やる気が出ない朝」に読んでほしい話

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こんにちは!
IELTSコーチの西野ゆうこです。


ロンドンにも、ついに夏がやってきました。
30度を超える猛暑が続いていますが、
長い冬を越えて迎えるこの季節は、やっぱり特別です。


「この夏を楽しみに、ずっと頑張ってきたんだよね」


そんな気持ちで、最近は外で過ごす時間も
少しずつ増えています。


先日は、知り合いの方に誘っていただき、
ジャズのコンサートに行ってきました。


トランペットを演奏されていたのは、
なんと大学の教授。


お仕事の傍ら、長年続けてきた趣味なんだそうです。


ソロパートが始まった瞬間、
観客の空気が変わって、
演奏が終わった時には
大きな拍手が沸き起こっていました。


音楽って、言葉が通じなくても、
人の心を動かすことができるんだなぁ…と、
じんわり感動してしまいました。


その時ふと、
幼い頃にピアノを弾いていた時のことを思い出しました。


正直、楽しいばかりではなくて、
「また練習か…」と、
いやいや鍵盤に向かっていた日も
たくさんありました。


でも、続けていたからこそ、
ふとした時に曲が弾けるようになったり、


「演奏、とても良かったよ」
と言ってもらえたりして、


自分の中だけで完結していた努力が、
誰かの心に届く瞬間に出会えたことが
何度かありました。


あのときは、
自分のために頑張っていたつもりだったけれど、
もしかすると、
「自分が好きで続けてきたこと」が、
誰かを喜ばせたり、
元気づけたりすることに
繋がっていたのかもしれない。


そんなふうに思えたのは、
とても嬉しくて、不思議な気持ちでした。


だからこそ今回のジャズコンサートで、
教授が奏でるトランペットの音が、
言葉なしに人の心を動かしているのを見て、


「自分のためだけじゃなく、
誰かのために積み重ねる努力って、
ものすごく価値があるな」


と、心から感じました。


それは決して、
「人のために我慢して頑張ろう」
という意味ではありません。


自分が夢中になれること、
自分が選んだ道をまっすぐに歩くことが、
やがて誰かの力になることもある
──そんな可能性を信じたくなるような出来事でした。



これは、IELTSの学習にもすごくよく似ているなと思ったんです。


毎日コツコツと続ける英語の勉強も、
最初は「自分のため」に始めたはず。


留学のため、スコアのため、キャリアのため…。
でもその先には、英語を使って誰かとつながり、
自分の言葉で誰かの心を動かす未来が
待っているかもしれません。


英語力を伸ばすことは、
点数だけの話ではなく、


「伝える力」「つながる力」「誰かに届く力」
を育てていること
なんだと、
改めて感じました。


だからこそ、
今日ほんの少しでも前に進めた自分を
ちゃんと褒めてあげましょう。


その努力はやがて、
“あなたの言葉”として世界に届き、
誰かの背中をそっと押す
メッセージになる日が
きっと来るんだろうと信じています。


あなたのこれからの学びが、
誰かの心を動かす未来に、
きっとつながっています。

素敵な1日をお過ごしください。

 

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