【いますぐ実践!】イギリス大学院進学を目指すための志望動機書作成ポイント

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こんにちは、Yuko(@dramaticenglis1)です!

10月に入り、イギリス大学院出願がいよいよ始まります。
これから出願準備を始める方、イギリス大学院留学を目指している方向けに、志望動機書作成ポイントを解説しました!

 

以前志望動機書について記事を書きましたが、より詳しく解説しています。

 

この記事を書いている私(Yuko)は実際に英国大学院出願するために志望動機書を作成し、
その後も依頼を受けて、志望動機書の添削経験があります。

 

この記事を最後まで読んでいただけると幸いです。

 

志望動機書とは

志望動機書(Personal Statement)とは入学を希望するコースに提出する簡単な自己PRを指しています。

イギリス大学院出願の際に
CV、成績証明書、推薦状に加えて、志望動機書の提出を求められるのがほとんどです。

しかし、志望動機書は他の資料と異なり、学校ごとに準備する必要があります。

提出の方法は様々ですが、

・指定のフォームに直接入力する、

もしくは

・ファイルを添付する

のどちらかで提出します。

 

志望動機書はなぜ重要なのか

 

志望動機書は合否を決める、最も重要な資料の一つです。

 

志望動機書は合否を決める担当者に対する、自分を売り込むチャンスといえます。
担当官は何百、何千もの資料に目を通しています。

 

そのなかでも、志望動機書は他の候補者と異なるることを示せる資料であり、


自分の経験やコースに対する興味を伝えることで、自分をより目立たせることができます。

 

あなたがそのコースに最適である具体的なスキルや経験を要約したり、
その後のキャリア構築についてアピールすることがあなたの適性を証明し、担当者を納得させることに繋がります。

 

同じような成績の候補者を比較する場合、
志望動機書とCVが目を通され、合否を決める参考資料になります。

 

Yuko
Yuko

つまり、良い志望動機書は合否に影響し、オファーをもらうことに直接的に繋がると言えます。

 

イギリス大学院志望動機書の注意点

志望動機書は自己PRをするための資料ですが、

 

志望動機書の目的は「自分がコースに入学するのにふさわしい人間である」ということを担当者に伝えることです。

 

この目的を達成するのを妨げるようなことは、NGです。
具体的にどんな行為がNGなのかを見ていきましょう。

 

  • 自分の人生語り
  • 他の出願書類に含まれている情報を繰り返す
  • 大学レベルの学習能力を証明できない
  • 経験について詳しく書いてない
  • 自分本位でコースの魅力をアピールしていない
  • 自分の志望動機書に満足していない
  • 簡単な文法ミスをする

 

 

自分の人生語り

 

志望理由書を書くと、
志望動機が、人生語りになってしまうことがよくあります。

 

経歴を書くこと自体は問題がありませんが、

最も優れた志願理由書には、
選択したコースに直接関係する経験のみが書かれています。

 

この直接関係する経験とは、
志望するコースに関連することを指しますが、一般的にここ数年の経験や研究を指しています。

 

10年、もしくはそれ以上に古いものは、関連性があるか、重要な文脈を提供する場合にのみ含めましょう。

 

 

他の出願書類に含まれている情報を繰り返す

伝えたいことを語数制限以内で収めるのは、簡単なことではありません。

 

過去の成績、経験をアピールしたい気持ちも分かりますが、その内容は既にCVや成績証明書で既に書かれていることではありませんか?

 

過去の成績や細かい実績などは成績証明書やCVで書くにすることができます。

志望動機書では他の資料では描かれていないストーリーを書くようにしましょう。

 

例えば、どんな課題にどのように取り組んだか、その時どのように感じたのか、
などです。

 

担当官ははあなたの願書全体を見ることができるので、
志望動機書以外にも書かれていることを繰り返し書く必要はありません。

 

Yuko
Yuko

限られた語数の中で他の資料と重複した情報を入れてないか、今一度読み返してみましょう。

 

大学レベルの学習能力を証明できていない

自己PRは大学レベルの勉強ができることアピールする絶好のチャンスです。

 

志望するコースに関連した学習履歴がある場合は、

その学習履歴について説明し、そこで得た知識をさらに広げるためにどのように独自の勉強(本の章や論文を読んだり、オンラインコースを修了したり)をしたかを説明してみましょう。

 

経験について詳しく書いていない

多くのコースで、志望するコースに関わる過去の経験や学習について質問をされます。

 

あなたが献身的であるかを示すために、自己PRを様々な経験で埋め尽くしたくなるかもしれません。しかし、文字数制限があるため、詳しく書くことはできません。

 

担当官は、志望者がどれだけ多くの経験をしているかではなく、過去の経験と志望するコースの関連性を見ています。

 

そのため、あれもこれも経験を並べるのではなく、
過去の数ある経験から、1つ~2つに絞り、過去の経験を志望するコースとのリンクについて詳細を述べることを目指しましょう。

 

自分本位でコースの魅力をアピールしていない

これは非常によくあるNG行為です。

志望動機書は自己PRであると前に述べました。


そのため、自分の経験や、自分のキャリア構築について述べるため、自分本位に文章になりがちです。

 

ですが、それでは自分本位の文章は、

 

なぜこのコースを志しているのか?

 

には解答、他のコースでも良いのではないのか?
と疑問を持たれてしまいます。

 

自分のPRだけではなく、コースに関連した内容であるかどうかを
今一度読み直してみて、確認してましょう。

 

自分の志望動機書に満足していない

ネット上の情報源であれ、先生や家庭教師からのアドバイスであれ、相反することがあります。

自分の性格や自己PRに合っていないと思うことを言われるかもしれません。

意見は人それぞれですが、一番大切なのは、あなたが自分の自己PRに満足できるかどうかです。

 

簡単な文法ミスをする

志望動機書には複数の読み手がいます。
誰にとっても読みやすい文章を心がけるためには、文法のミスがないことが重要です。

内容に集中するあまり、文法のチェックを忘れてしまうことがよくありますが、
自分の書いた文章を声に出して読んでみて、簡単な文法ミスなどが無いか最終確認をしましょう。

 

志望動機書を書く前の準備

志望動機書を書く前に準備が必要です。
以下の3つののことを調べてから、志望動機書を書いていきます。

 

・答えるべき内容
・語数制限
・フォーマット

 

答えるべき内容

コースによって「志望動機書ではこんなことを書いてね!」という答えるべき内容について記述があります。

 

例えば、以下のKing’s College LondonのMA Applied Linguistics and English Language Teaching のコースには出願に関する詳細ページに以下のような記載があります。

 

KCL 志望動機書

参考リンク

これを見ると、志望動機書で答えるべき内容は以下の3つであるということが分かります。

 

  • これまでの指導経験
  • この修士課程があなたの経験をどのように発展させるか
  • 修士課程があなたの将来のキャリアプランにどのように貢献するのか

 

このようにコースによって志望動機書で書く内容が指定しているかどうか、確認しましょう。

 

語数制限

次に、語数制限を必ず確認してください。

語数制限は

●characters /words
もしくは
●ページ数

で記載されていることが多いです。

 

コースによって指定する語数やページ数が様々です。
実際に、コースごとに以下のように異なります。

 

University College London MA TESOL

word limit: 3,000 characters

King’s College London MA Applied Linguistics and English Language Teaching

word limit:  4,000 characters (maximum 2 pages)

University of Edinburgh MA TESOL

word limit: 500 words

 

King’s College London MA Applied Linguistics and English Language Teachingの2023-2024のコース出願の詳細には以下のようなことが書かれています。

KCL 志望動機書

 

これによると、語数制限は
●オンライン申請フォームであれば最大4,000文字、添付ファイルの場合は2ページ

という制限があるということが分かります。

 

ただし、このように語数制限に関して記載があっても、それほど厳しくないことがよくあります。

語数制限を守ることが前提ですが、どうしても語数調整ができず、語数を削れない場合は、
過去の出願者の情報を持っている代理店に相談して、アドバイスをもらうことをおススメします。

 

フォーマット

フォント、フォントサイズ、ダブルスペースかシングルスペースかを確認しておきましょう。
指定が無い場合は、フォントはArial もしくはTimes New Romanでフォントサイズは11もしくは12、シングルスペースで書くことが多いです。

 

志望動機書を書こう

準備が終わったら、以下の手順で志望動機書を書いていきます。

 

志望動機書を書く手順

 

志望動機書を書く手順は以下の通りです。

 

1.ブレインストーミング
2.下書きする
3.英訳する
4.フィードバックを受ける
5.推敲する
6.プルーフリーディング

ブレインストーミング

 

最初に書くべき内容が決まっている場合は、それに対しての回答をブレインストーミングします。
もし内容が決まっていない場合は以下の質問に対してブレインストーミングしていきましょう。

 

1.あなたがなぜそのコースで学びたいのか?
2.なぜそのコースに興味をもったのか、そのきっかけは?
3.コースに関わる経験、職歴について具体的に教えて下さい。
4.取りたいモジュールと、その理由は?
5.コース修了後の進路は?

 

下書きする

 

ブレインストーミングが終わったら、日本語で下書きをしていきます。
志望動機書の構成までの詳細の指定は無く、自由に構成を決めることができますが、

志望動機書の構成の例は以下の通りです。

 

①将来の目標
②なぜ①の目標を持つようになったか、コースに興味を持ったきっかけ
③コースの選択理由と学業面の目標
④コース修了後どのような進路に進みたいか

 

下書きのサンプルはこちらからご覧いただけます。
志望動機書の下書きサンプル

 

英訳する

 

下書きが終わったら、日本語で書いた文章を英訳していきます。
もちろん下書きを元に自分で英訳する方法がありますが、

 

その他の方法として、以下のような無料の翻訳ツールを使用する方法もあります。

 

Google翻訳
DeepL翻訳
DeepL Write

 

後で、プルーフリーディングをすることになるので、ここでは完璧に英文を完成させる必要はありません。無料の翻訳ツールで十分です。上記のツールに日本語を入れて英訳を完成させましょう。

 

必要であれば、
英訳した後に、英文を自分で編集をしてきます。

 

フィードバックを受け取る

 

英訳が終わったら、それを必ず誰かに読んでもらい、フィードバックを受けましょう。
ここでのフィードバックは、これ以降の推敲する際に役立ちます。

フィードバックをお願いする時は
以下の3点について聞いてみましょう。

 

●文章が読みやすいか
●コースの志望動機書として内容が適切であるか
●印象に残った箇所

●文章が読みやすいか
読みにくい、意味が伝わりにくい箇所が無いか、コメントをもらいましょう。

●コースの志望動機書として内容が適切であるか
自分本位な文章になっていないか、志望動機書としてストーリーに一貫性があるか、などをぜひコメントしてもらいましょう。また、コースの志望動機書としてアピールが足りない、コースへの関連性の経験が具体的ではない、などの場合は、内容を変更する必要があります。

●印象に残った箇所
読み手の印象に残ったところは、あなたの強みや特別な経験である可能性が高いです。ぜひ、印象に残った箇所はあなたの長所だと捉え、できるだけそれを残して文章を推敲するようにしましょう。

 

フィードバックは友人やオンラインの英会話講師など、英語が堪能であるということだけで選ぶのではなく、大学院出願をしたことがある方の方が良いです

 

大学院出願をしたことが無い方のフィードバックは、語彙や表現のフィードバックが中心になりがちです。志望動機書の内容に特化したフィードバックは以下のような方にもらうのがおススメです。

 

・過去に大学院出願経験があり、志望動機書を書いたことのある方
・代理店の大学院留学経験のあるスタッフ
・出願コースに在籍している方
・出願コースを修了した方

 

推敲する

 

フィードバックを受けたらもう一度内容を見直して、書き直しましょう。

 

プルーフリーディング

 

書き直しが完了したら、あとはプルーフリーディングを依頼します。

代理店をご利用の方はこちらに関して対応してくれるところが多いですが、
もし代理店を利用せずに出願する場合は、英語講師や知り合いに頼むのも良いでしょう。

 

  • 誤字脱字が無いか
  • 読みやすい文章か

 

を中心に見てもらいましょう。
もしお願いする人がいないという場合は、英文校正ツールを使うのも良いでしょう。
おススメはGrammarlyです。

 

Grammarlyは無料版と有料版がありますが、公式サイトによると

無料版は、”基本的な文法、句読点、スペルチェッカーにとどまらず、文章のトーンを検出し、文章をより簡潔にする方法を提案してくれます。

有料版は”スペルや句読点の一貫性、トーンの調整、全文のリライト、語彙の置き換え、剽窃の検出など、高度な提案を受けることができます。これらの機能により、あなたの書く文章はすべてオリジナルで洗練されたものになり、次のレベルに到達することができます。

 

と書かれていますが、志望動機書はオリジナルの文章になるので無料版でこちらも問題ないです。

 

志望動機書の添削サービス

志望動機書のフィードバックとプルーフリーディングをお願いする人がいないという方は、
イギリス大学院合格者Yukoが個別で2ヶ月間、あなたの大学院出願をサポートさせていただきます。

 

60分のZoomオンライン面談2ヶ月間で4回実施、以下のサービスが含まれています。

 

・志望動機書と英文履歴書作成の添削とフィードバック
・ネイティブ添削 (オプションサービス)
・志望校の情報収集
・24時間質問が可能

 

志望動機書と英文履歴書は、合否が決まる重要な書類です。
これらの作成には、時間と労力を要するうえ、英語の場合は専門的な知識も必要となります。
出願コースに合わせての内容のアドバイスをしています。

 

これまでに、以下の学校の添削、合格実績があります。

 

King’s College London
University College London
The University of Edinburgh
Sussex University
Leeds University 
Kingston University 
University of Westminster

サービスの詳細はこちらからご覧いただけます。

 

 

 

志望動機書を書くスケジュールを立てよう

志望動機書を書くとなったら、次にスケジュールを作成しましょう。
1校の志望動機書を作成する場合、4週間から6週間ほどを想定しておきましょう。

志望動機書作成のスケジュールは以下の通りです。

1週目

1.書く前の準備 (以下について調べる)

  • 答えるべき内容
  • 語数制限
  • フォーマット

2.ブレインストーミング

最初に書くべき内容が決まっている場合は、それに対しての回答をブレインストーミングします。
もし内容が決まっていない場合は以下の質問に対してブレインストーミングしていきましょう。

1.あなたがなぜそのコースで学びたいのか?
2.なぜそのコースに興味をもったのか、そのきっかけは?
3.コースに関わる経験、職歴について具体的に教えて下さい。
4.取りたいモジュールと、その理由は?
5.コース修了後の進路は?

 

 

2週目

1.下書き
志望動機書の構成の例は以下の通りです。

①将来の目標
②なぜ①の目標を持つようになったか、コースに興味を持ったきっかけ
③コースの選択理由と学業面の目標
④コース修了後どのような進路に進みたいか

2.英訳
時間短縮で翻訳ツールを使って英訳を完成させましょう。
英訳された文章に修正が必要であれば、自分で修正します。

 

 

3週目

1.フィードバック
ここでは実際に志望動機書を作成したことのある方に以下についてフィードバックをもらいましょう。

●文章が読みやすいか
●コースの志望動機書として内容が適切であるか
●印象に残った箇所

2. 推敲

 

 

4週目

1.プルーフリーディング

  • 誤字脱字が無いか
  • 読みやすい文章か

を確認してもらいましょう。
お願いする人は代理店、英語講師、校正ツールGrammarlyがおススメです。

2. 最終確認
最終的に、自分が納得した志望動機書を提出するのが重要です。
何度も読み直して、自分が納得いくまで書き直してください。

 

まとめ

 

今回は志望動機書の書き方のポイントに絞った記事でした。
みなさまの希望するコースに進学できますように。

この記事がお役に立てば幸いです!

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